おしらせ

お能かるた(五番)の販売を開始しました

2021/12/04

 

お能かるた(五番)

お能かるた(五番)

 

お能のかるたをお作りしました。
5曲が1セットになっています。
絵札にはお能のキャラクターをイラストで、読札には曲の一部を謡本(宝生流謡本より抜粋)の形で紹介しています。

 

5曲は能の5番立てで構成しています。
「5番立て」とは、メインキャラクターの特徴によって、神、男、女、狂、鬼の5グループに分ける考え方です。

 

復刻版「お能かるた」100セット限定販売。

 
 

第一弾

高砂

高砂の浦で尉と姥が松の落葉を掻いている情景が有名。高砂と住吉の地にある相生の松とは、仲睦まじい夫婦の象徴。住吉明神による祝福の舞で当代を賛美。
 

敦盛

笛の名手である平敦盛と、蓮生法師の物語。自分の息子ほどの若い少年を討った蓮生法師に対して、敦盛が謡う救いの言葉とは?
 

野宮

晩秋の嵯峨野で語られる六条御息所の回想。果たせなかった光源氏との恋、今も残る深い寂寥感、終わることのない輪廻妄執を描く。
 

邯鄲

青年盧生が邯鄲の宿で見た夢。栄耀栄華に酔いしれて夢中の50年が経過した…。宿の女主人に起こされて知る盧生の悟りとは?
 

黒塚

山伏が一夜を借りた宿の女は、糸車を操りながら人生を儚んでいる。自分の留守中に決して覗くなと言われた寝室にあったものは?

 


 

第二弾

鶴亀

新年を迎えた中国の宮殿を舞台とし、皇帝が主人公となる格調高い能。鶴と亀が皇帝の長寿を祝って舞う。
 

八島

源義経の亡霊が、八島の合戦で命よりも名誉を優先した弓流しの有り様を語る。修羅の戦いと対比した春の一夜の景色が象徴的。
 

羽衣

羽衣伝説をもとにした能。三保の松原に住む漁師と、羽衣を纏う天女の物語。月宮の様子、富士山や松原の賛美の舞。
 

小袖曽我

曽我兄弟の仇討ち物語。兄の祐成は弟の時致とともに母に別れを告げる。兄弟ともに名残の舞を舞う。
 

船弁慶

前半は頼朝に追われた義経と静御前との別れの舞。後半は義経を沈めようと海上に現れた平知盛の亡霊が弁慶の祈祷によって調伏される。

 


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